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超低金属溶媒(UHP)シリーズが選ばれる理由
林純薬工業では、数多くの半導体・液晶用薬品の開発・製造で培った機能性薬液開発の実績を基に、pptレベルの金属保証に対応した超低金属溶媒UHP(Ultra High Purity)グレードの試薬を開発・シリーズ化しました。
十分な精度と信頼度の高い分析値が必要となるエレクトロニクス産業をはじめマテリアル・環境化学分野に使用できるグレードとしてご活用いただけます。
目次
超低金属溶媒(UHP)シリーズの特長
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精製による低金属化で33元素 pptレベルを保証
ICP-MS/MS導入による高精度分析で、銀・アルミニウム・バリウムなどの金属項目(33元素)をpptレベルで保証しています。
さらに、製造環境から供給容器までクリーンな環境で保管・管理し、品質管理を徹底しています。 -
生産/分析プロセスを最適化し、優れたコストパフォーマンスを実現
従来の生産/分析プロセスを徹底的に見直し、最適化することで優れたコストパフォーマンスを実現しています。
このプロセスの見直しは2017年から大きなプロジェクトとして発足し、生産・研究開発部門が一丸となって取り組みを行い実現しました。 - ご利用シーンに合わせた容量や規格に対応 ご利用になる環境や業種・分野など、さまざまなシーンに合わせた容量、容器、規格に対応しています。
超低金属溶媒(UHP)シリーズの金属保証値
超低金属溶媒(UHP)シリーズでは、それぞれ下記の金属項目をpptレベルで保証しています。試験方法は全てICP質量分析法(ICP-MS/MS)となります。
金属項目 | PGMEA / PGME | IPA | 超純水 | ||
---|---|---|---|---|---|
銀(Ag) | 鉄(Fe) | 白金(Pt) | 50ppt 以下 | 100ppt 以下 | 50ppt 以下 |
アルミニウム(Al) | ガリウム(Ga) | ルビジウム(Rb) | |||
ひ素(As) | ゲルマニウム(Ge) | アンチモン(Sb) | |||
金(Au) | カリウム(K) | すず(Sn) | |||
バリウム(Ba) | リチウム(Li) | ストロンチウム(Sr) | |||
カルシウム(Ca) | マグネシウム(Mg) | タンタル(Ta) | |||
カドミウム(Cd) | マンガン(Mn) | チタン(Ti) | |||
コバルト(Co) | モリブデン(Mo) | バナジウム(V) | |||
クロム(Cr) | ナトリウム(Na) | タングステン(W) | |||
セシウム(Cs) | ニッケル(Ni) | 亜鉛(Zn) | |||
銅(Cu) | 鉛(Pb) | ジルコニウム(Zr) |
このような課題をお持ちの方や担当者さまにおすすめです
分析用標準液の調製(蒸留)を
自社で行っている方
高度な品質レベルが求められる素材や
製品を取り扱う方
原料試薬の管理コストや廃棄物薬品
削除などの課題をお持ちの方
林純薬工業の超低金属溶媒(UHP)シリーズ
超低金属溶媒(UHP)シリーズは、高精度な品質レベル・極微量の検査など高度なレベルが求められる素材や製品において、研究開発での高機能化および加工時の省力化に貢献します。
例えば、内製で蒸留作業を行っていた場合、その手間を省く事で今までかかっていた時間を削減し、コア業務に専念する事が可能です。
手作業で行っていた分析用標準液の調製に必要な時間やコストの削減だけでなく、原料試薬の管理や保管の手間をなくし、廃棄薬品の削減をすることで環境負荷の低減にもつながります。