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特別寄稿
2026.04.30
カビ毒 今昔物語 東京農業大学 客員教授 小西 良子先生
1. はじめに
日本においてカビ毒が注目された契機としては、戦後に輸入されたタイ米から検出された黄変米毒素、イギリスで七面鳥の大量死を引き起こし世界的に問題となったアフラトキシンの事例が挙げられます。さらに2000年以降は、国際的なハーモナイゼーションの進展に伴い、アフラトキシンM1、パツリン、デオキシニバレノールの規格・基準の策定が急速に進みました。近年では、健康食品からプベルル酸が検出されるなど、新たな問題も出てきました。
このような中で、公定法が設定されているアフラトキシンではアフラトキシンB1から総アフラトキシンへ、デオキシニバレノールでは暫定基準値から正式な基準値への改正が行われてきました。また前処理法や分析機器の発展に伴う改正も行われています。本稿では、いまは昔の物語となっているカビ毒の分析法も織り交ぜながら、カビ毒の現状を紹介していきたいと思います。














