調製・調液サービス
混合溶液の調製(複数成分)
お客さまのご要望に合わせ、複数の化学物質を調製できるサービス
混合溶液とは2つ以上の物質が混ざり合い均一な液体状になったものです。混合溶液の調製には、正確な濃度や比率、温度で変化する体積、独特の特性や反応などの知見が必要とされます。
また、品目によっては法的制限、保管方法、容器の材質などを考慮した上で、調製用の環境を整えなければなりません。
林純薬工業では、これまでさまざまな混合溶液の調製を行ってきました。それらのノウハウや調製環境、原材料の調達など、当社ならではの強みを生かし、お客様にニーズにお応えする混合溶液の調製を行います。
混合溶液調製のこだわりポイント
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Point1
安心と信頼の実績
一般企業や大学、研究機関、自治体、省庁など、幅広いお客さまからご依頼をいただいております。
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Point2
価格や納期を考慮した調製の提案
林純薬工業では、知見のあるプロフェッショナルがお客さまのご要望に寄り添い、様々な視点よりご提案させていただきます。
オーダーメイドであっても標準溶液を活用してコストパフォーマンスの高い調製に取り組みます。 -
Point3
少量から大容量までご対応致します
少量は1mLから可能。ラボスケールからプラントスケールまでご対応させていただきます。
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Point4
確かな品質と技術力
試薬メーカーとして培った多くの実績と品質保証に必要な設備を備えています。
一覧にない内容でもパートナー企業と連携して対応します。
主な分析装置 | |
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ICP質量分析装置 (ICP/MS) | 分光蛍光度計 |
ICP発光分光分析装置 (ICP/AES) | 紫外可視分光光度計 |
原子吸光分析装置 (AAS) | 電位差自動分析装置 |
ガスクロマトグラフ (GC) | カールフィッシャー水分計 |
ガスクロマトグラフ質量分析計 (GC/MS) | 液中微粒子自動計測 |
高速液体クロマトグラフ (HPLC) | 自動表面張力計 |
高速液体クロマトグラフ質量分析計 (LC/MS) | 蛍光X線分析装置 |
イオンクロマトグラフ(IC) |
製品紹介(一例)
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1. 分析用標準品(農薬・動物用医薬品)
新規農薬標準品をいち早く取り扱っています。自社製品、海外メーカーなど、複数のメーカー品を常備しています。
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2. 混合標準溶液
新しい農薬を混合した製品については、業界内でいち早く市場に投入するよう努め、また、農薬混合標準溶液の混合品目数は業界トップクラスです。
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3. オーダーメイド標準溶液
ご希望の条件(成分・濃度・容量・容器)での混合が可能です。標準品の調達やロット毎の有効期限、標準溶液などの管理業務を効率化します。調製では当社の専門部署がサポートします。
事例紹介(一例)
事例1
農薬455種混合標準溶液
A社さまからのご依頼で混合標準溶液の適切な組み合わせ、安定性情報の提案を考慮して混合標準溶液を調製しました。
事例2
有機リン酸、チオリン酸混合標準溶液
B大学さまからのご依頼で、品質の劣化が危惧される化合物の混合標準溶液のご相談を受けました。吸湿性のある化合物であったので不活性ガス雰囲気下で調製し、精度を向上させました。
混合溶液の調製でこんな課題はありませんか?
- 適切な組み合わせや安定情報がわからない
- 法規に沿った適切なアセスメント対策が困難、または負担になっている
- 通常の環境でしか調製ができず、精度が悪くて困っている
- 保管や廃棄などで手間とコストがかかっている
- 種類、数量が多く自社だけでは対応が難しい
多種多様な製品容器に1本からでも対応
林純薬工業の調製サービスでは、お客様のニーズに合わせ、分析標準品(農薬・動物薬・環境残留物質等)などのアンプル、試薬などの小型容器から、バルク供給(コンテナ・ローリー)まで対応可能です。また、お客様専用容器によるリンク対応とクリーン化をはじめ品質、利便性、コスト等を考えた最適な供給方法のご提案をいたします。
アンプル瓶 1mL~10mL
バイアル瓶 20mL~200mL
ガラス瓶/PE容器
100mL~20L
キャニスター容器
18L、100L、200L
ローリー車 8000L
試薬化成品 設備
鳥取工場では、超純水製造装置(17MΩ・cm以上)、蒸留水製造装置などの製造装置をはじめ、クリーンルーム、バルク品製造室や粉体小分け室、調製室、包装梱包室などの環境で製造しており、各種分析装置を用いて、高い供給能力と優れた品質管理で皆様の課題解決をお手伝いいたします。
認証/認可
- ISO 9001:2015 LRQA
- ISO 14001:2015 LRQA
- 毒劇物製造・販売業登録
- 向精神薬製造製剤業者免許