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情報誌 HPC NEWS vol.3 食品・環境分析の最新技術や話題をご紹介
フタル酸エステル類の分析について
岡山県環境保健センタ一 劔持堅志フタル酸エステル類は、塩化ビニル樹脂、ホリスチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂等の可塑剤として大量に使用されていることから、環境中から数多くの検出事例が報告されている。
また、近年では、フタル酸エステル類が環境ホルモン作用を持つ可能性が指摘され、環境中に存在するフタル酸エステル類を精度よく且つ効率的に分折することが求められている。
フタル酸エステル領の分析では、コンタミネーション(ブランク値の存在)が大きな問題となり、分祈者にとっては、「できるならば分析したくない物質」の代表物質とされてきた。当センターでは昭和50年代前半に食品中のフタル酸エステル類の調査に取り組んだ経験があり、また、環境庁の化学物質分析法開発調査でもフタル酸エステル類の分析法の開発を行ってきたことから、数多くの経験と情報を有している。
分析を円滑に実施していくためには、こうした経験や情報が役立つ場合も多いことから、この特集の場をお借りして、フタル酸エステル類の分折に取り組まれている分析者の皆様に情報を提供させていただきたいと考えます。
※詳しくはPDF資料をご覧ください。