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情報誌 HPC NEWS vol.19 食品・環境分析の最新技術や話題をご紹介
第4回欧州農薬残留ワークショップ報告
愛知県衛生研究所 斎藤 勲5月29日から31日まで3日間、第4回欧州農薬残留ワークショップがイタリアのローマで開催された。第1回目はオランダのアルクマール、第2回目はスペインのアルメニア、第3回目はイギリスのヨーク、そして今回イタリアのローマでイタリア国立衛生研究所のDr.A. di Muccioの世話人で開催された。筆者は第1回目のアルクマール以来6年ぶりの参加である。
今回の参加者は550名を越える参加者があり、従来の400弱くらいの参加者と比べると親光地でありかつ暖かいイタリアのローマということで参加者が多かったものと思われる。このため演題数も多く、口頭発表が28、ポスター発表が210余とかなりの密度の濃い学会となり、参加者としても皆聴く、見る、見物する(?)と時間調整に大変であった。
会場はローマ中央駅(テルミニ) から地下鉄B線で8つ目のEUR Maglianaで下車、徒歩5分くらいにあるAuditorium della Tecnicaで開催された。EUR地区はムッソリーニの時代にローマ南郊外に開発された新興地区であり、現在ピジネス街や住宅街となっている。いわゆるローマ市内の「どこでも遺跡」という環境とは少し異なった場所である。会場への途中に小さなESSOのガソリンスタンドが道端にあり、給油スタンドが立っているだけで車やバイクが寄ってきて給油をしていた。場所もとらないし経費もそれほども要らないしなかなか賢い商売と思った。
また、イタリアはどこも市内は道が狭いので、以前日本でも活躍していた小型の3輪自動車が活躍しており、安全面では問題があるかもしれないがものは使いようだと思った。
※詳しくはPDF資料をご覧ください。