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情報誌 HPC NEWS vol.15 食品・環境分析の最新技術や話題をご紹介
ノニルフェノールエトキシレート及び関連化合物の環境安全性
神奈川工科大学 応用化学科 菊池 幹夫ノニルフェノールエトキシレート(NPE)は非イオン界面活性剤の一種であり,その同族体のオクチルフェノールエトキシレートをあわせてアルキルフェノールエトキシレート(APE)と呼び,それらの平成8年の生産量は48,000tである。ただしこのAPEの多くはNPEである。
NPEはそれ自身やその分解生成物が水環境中に残留することが知られている。そしてその分解生成物では元の化合物よりも水生生物への毒性が増大し,またそれらの中には内分泌かく乱作用を示す化合物もあることから、大きな関心が寄せられている。このため、NPEによる水質汚染の現状を水生生物への急性・慢性影響と内分泌かく乱作用の面から評価することが必要である。
ここではNPE及び関連化合物の環境安全性に関する研究の概要を紹介するとともに,著者が幹事となっている日本水環境学会「水環境と洗剤研究委員会」が編集した書籍「非イオン界面活性剤と水環境ー用途、計測技術、生態影響ー」を紹介する。また2000年9月に本研究委員会が担当したシンポジウムの概要を研究最前線として紹介する。
※詳しくはPDF資料をご覧ください。