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情報誌 HPC NEWS vol.12

残智農薬分析における精度管理の方法ー欧州における残智農薬モニタリングのためのガイドライン

大阪府立公衆衛生研究所 尾花 裕孝 愛知県衛生研究所 斎藤 勲

食品衛生法の農薬残留基準も、平成4年の26農薬から、厚生省が目的としていた2000年200種類の農薬残留基準 設定がほぽ達成された。この間、残留基準を遵守すべく多成分一斉分析法を含め数多くの分析法が開発されてきた。
昭和40年代後半の食品中有機塩素系農薬、PCBの残留問題に伴う分析法の開発も、日本における残留分析発展の大 きな節目であったが、近年のGC-MSを始め高度な分析機器を駆使した農薬分析法の開発も大きな節目である。

今日の食品中残留農薬分析の大きな特徴は、国際的ハーモナイゼーションといった背景もあるが、多成分一斉分析を含めた農薬の効率的な分析法の開発・実践と共に、その分析値の精度を保証する仕組み、食品衛生検査施設における検査等の業務管理(所謂GLP)の導入である。

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