情報誌 HPC NEWS vol.11 食品・環境分析の最新技術や話題をご紹介

情報誌 HPC NEWS vol.11

クロマト解析ソフトウェアMAY2000(メイ2000)について

MAY2000開発元 株式会社ヤザワ 矢沢 久雄

1. 分析の精度の重要性

クロマト解析ソフトウェアMAY2000の最大の特長は、簡単な操作で、分析の正しい精度が得られることです。MAY2000の紹介をする前に、分析の精度の説明をしておきましょう。いままで、精度を意識する機会が少なかった人にも、あらためて精度の重要性を感じていただきたいと思います。

分析値の公表は、社会的に大きな影響を与えることがあります。たとえば、ダイオキシンの分析値が大きければ、焼却炉の運転が停止されます。入院患者の検査結果にも分析値が使われ、医師はこの値にしたがって薬を処方したりします。もしも、分析値が間違っていたなら、ほとんど害のない焼却炉が停止されてしまったり、入院患者の生命を危険にさらすことさえあるでしょう。このような理由 から、分析値とその信頼性(=精度)を合わせて考慮することが、最近の社会的傾向となっています。

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