PFOS・PFOA分析用【超純水】
PFOS・PFOAとは
有機フッ素化合物のうち、1万種類以上の物質があるとされるPFASの一種、ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)やペルフルオロオクタン酸(PFOA)は、下図のような構造を持ち、生分解されにくいため、環境中に長期間残存し得る難分解性の化学物質です。
PFOS・PFOAの規制について
PFOS及びその塩並びにPFOA及びその塩は、疎水性と疎油性の両方の性質を持つことから撥水撥油剤、界面活性剤、半導体の反射防止剤など、産業界を中心に幅広い用途で使用されてきました。
しかし、これらの化学物質は自然界の環境では、ほとんど分解しないため、環境への残留性、生物への蓄積性が問題視され、現在は規制対象物質となっています。
日本国内では、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)において、PFOS及びその塩は2010年に第一種特定化学物質に指定されました。PFOA及びその塩もその有害性を理由として、2021年に化審法第一種特定化学物質に指定されています。
また、水道水質基準では、2020年にPFOSとPFOAの量の和として、50 ng/L以下(暫定)が水質管理目標設定項目に追加されました(令和2年3月30日付け薬生水発0330号第1号)。
0.00005mg/L(暫定:50ng/L)以下
PFOS・PFOA分析用の 「使い切り・低ブランク」 の超純水
PFOS・PFOAの分析において、溶媒に使用する超純水に分析の対象化合物が含まれていると正確な測定結果を得ることができません。当社では、PFOS・PFOAの分析に試験適合した、低ブランクで使い切りができる超純水を用意しています。
品番 | 品名 | 容量 |
---|---|---|
99053290 | 超純水 PFOS・PFOA分析用 | 500mL |
試験項目 | 規格値 | 試験方法 |
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外観 | 無色透明 | 目視法 |
密度(20℃) g/mL | 0.997~0.999 | 密度比重計法 |
屈折率(20℃) | 1.332~1.334 | 屈折計法 |
吸光度 (d:1cm,対照:水) 210nm 254nm 280~400nm |
0.03以下 0.02以下 0.01以下 |
吸光光度分析法 |
PFOS・PFOA分析適合性試験 | 試験適合 | LC-MS/MS法 |
このような課題をお持ちの方や担当者さまにオススメです
水道水質基準などに携わる分析をされている担当者さま
食品分野の製品含有化学物質管理の担当者さま
水道・飲料水・浴槽水・温泉・簡易専用水道などの水質分析をされている担当者さま
河川水・湖沼水・海水などの環境水の水質分析をされている担当者さま
公的機関への届け出・調達コストを削減し、コア業務へ専念
当社では、PFOS・PFOA標準品をはじめ、PFOSの前駆物質・溶媒などPFOS・PFOA分析用に必要な製品を多数取り扱っています。
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試薬ダイレクトに掲載していない製品につきましても「製品仕様を知りたい」「納期について知りたい」など、お気軽にご相談ください。