指示薬による滴定方法 | ダイレクトナレッジ
「滴定」とは、濃度がわからない試料溶液に、濃度がわかっている溶液を加えて反応させ、加えた溶液の体積をもとに試料の濃度を求める方法です。
手動では、コニカルビーカーに試料溶液を入れて攪拌しながらビュレットで滴定を行います。
本動画では、正確な滴定を行う手順を、以下の3つを例に紹介しています。終点を迎えた際の溶液の色、器具の取り扱い方法についても、詳しく解説しています。
目次
手動滴定① 指示薬:フェノールフタレイン
酸性の溶液にフェノールフタレインを用いた滴定は、終点になると溶液全体が薄い紅色に変わるのが特徴です。滴加した瞬間の変色範囲、発色が残る時間を見ながら滴定量を細かく調節し、終点を求めます。
手動滴定② 指示薬:ブロモチモールブルー
酸性の溶液にブロモチモールブルーを用いた滴定では、終点になると、溶液全体が黄色から青みの緑に変色します。変色の前後で両方色を持つ指示薬を用いた滴定では、その中間の色が終点となります。また、溶液の濃度や指示薬の添加量で変色の度合いや見え方は変わるので、試験を繰り返し行う場合は留意しましょう。
自動滴定装置を用いた滴定
林純薬工業における自動滴定装置を用いた現場での様子を紹介しています。個人誤差の生じやすい手動滴定法に代わり、「電位差滴定」や「光度滴定」を用いた自動滴定の導入が進んでいます。ビュレットの操作、終点の判断などの作業が高精度で行われ、信頼性の高いデータが得られるという大きなメリットがあります。
こんなお悩みありませんか?
- 滴加をストップするタイミングがわからない
- 滴定がうまくできない
- 器具の扱い方がわからない
この動画を見ることで解決できます!
01動画だから、滴定を終えるべきタイミングがわかる
- 終点を迎えるとどんな色になるか
- どうなると滴加をストップしていいか
02正確な滴定を行うための方法が分かる
- 一滴未満など、ごく微量な滴加の方法
03器具の適切な扱い方が分かる
- ビュレットのコックの適切な回し方