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情報誌 HPC NEWS vol.26 食品・環境分析の最新技術や話題をご紹介
空気中のホルムアルデヒド分析法に関する最近の動向と室内外濃度レベルについて
健康事業総合財団・東京顕微鏡院 松村 年郎はじめに
1973年の第一次石油ショックを契機として、特に、欧米諸国の国々では省エネルギーの観点からビル内の換気量を従来の1/3~1/4に引き下げた。その結果、ビル内に働く人々の間に粘膜の刺激、目眩、吐き気、頭痛、倦怠感、風邪を引きやすい等、様々な症状を訴える人々が増加した。
後にこれらの症状をSick Building Syndrome(SBS)と言われ、WHOにおいてもSBSの定義を行っている。また、最近では化学物質過敏症(Chemical Sensitivity,CS)と言われる症状も報告されている。これら症状の主要な原因物質として室内空気中のホルムアルデヒド(HCHO)が指摘されており、WHOや厚生労働省はこれらの観点から室内空気中のHCHOのガイドラインを勧告している。
※詳しくはPDF資料をご覧ください。